近年、洋上風力発電、資源探査、船舶から発せられる水中音の海洋生物への影響が懸念されており、海中の音がどのような影響をもたらすのか、科学的に評価する必要性が急速に高まっています。そこで、海洋音響学会では浅海域における海中音の計測手法およびその影響の評価手法について海中騒音の評価手法研究部会を組織し本年3月に「海中音の計測手法・評価手法のガイダンス」を発行しました。
本シンポジウムではガイダンスをより使いやすいものにするため、基礎的な背景の説明と実際の運用について研究部会委員を中心に紹介します。また、総合討論では現場からの声をいただきながらガイダンス改訂に向けた運用上の論点を整理できればと考えております。Zoomを用いた完全にオンラインでの開催ですので、ご関心のある関係各位はどうぞご参加ください。
- 内容:
- 海中音の計測手法・評価手法のガイダンス
- 日時:
- 2021年6月30日 14:00-17:00
- 形式:
- オンライン(Zoom)
- 参加費:
- 会員、非会員共に無料
- 14:00-14:20
- 海中騒音の現状と問題点
赤松友成(笹川平和財団 海洋政策研究所) - 14:20-14:40
- 洋上風力発電海域を想定した浅海域での音響伝搬
土屋健伸(神奈川大学) - 14:40-15:00
- 洋上風力アセスメントについて意義や手続き
會田義明(環境省) - 15:00-15:10
- 休憩
- 15:10-15:30
- 水中マイクロホンの校正
竹越哲郎(オキシーテック) - 15:30-15:50
- 海中音の測定方法
遠藤保彦(アクアサウンド) - 15:50-16:10
- 現場での音響計測機材の設置と回収
竹岳秀陽(一般財団法人 日本気象協会) - 16:10-17:00
- 総合討論
参加申し込み方法
masj-sympo@bunken.co.jp に氏名、会社・所属機関名、参加区分(海洋音響学会会員、非会員)、連絡先(住所、電話、E-mail)をお送りください。参加用リンクは、後日電子メールにてお送りいたします。